PTの今後と、彼の心配。

今日久しぶりに学生時代のクラスメイトと話をした。

 

そしたらクラスでもかなり勉強が苦手だった奴の話になって、

そいつが今度起業するために東京で4年間働きにいくというのだ。

 

僕らの学校はいわゆるリハビリの専門学校。

僕達は理学療法士(PT)。

今はPTや作業療法士(OT)が、リハ特化型のデイサービスセンターや

民間治療院を起業することも多くなっている。

 

現在PTの人数はとても増えている。

学校自体がとても増加していて、それに伴って卒業生が増える。

まぁめちゃくちゃやりがいあるからね。

 

将来的に人数が増えすぎて、PTとして食っていけるか心配だ、

だから起業して、人を雇う側の勝ち組になるんだ、

そう彼は言っていたらしい。

 

在学中はあまり勉強しなくて、

国試もギリギリ合格した彼は今一生懸命勉強しているそうだ。

すばらしい。

やる気になって勉強するのは彼のためにもなるし、社会のためにもなる。

ただ心配だ。

彼はとても流されやすい性格としていて、正直頭もあまり良くない。

 

起業のための修行として4年間東京に行くのはいい。

しっかり勉強してくれれば。

しかし起業にはリスクが付き物だ。

彼の周りにうまくアドバイスする人がいればいいけど

借金とか背負い込んでしまわないだろうか。

 

 

実際PTは今後どうなっていくんだろうか。

彼の言う通り、PTの資格を持ちつつもPTとして働けない人が大勢出てくるのか。

このペースで人数が増えればそれも容易にあり得ることのような気もする。

しかしPTも技術職だ。

腕によりけりだと思う。

今後もリハビリや人体について最新の知見は更新され続けるだろう。

また制度も改正され続けていくだろう。

 

つまりそれらの勉強を怠って、実力が低い者が食っていけなくなる。

単純にそういう話だと思う。

あとはコネとかは大事よね。

 

学生時代はたった3年間だった。

その時間あまり勉強しなかった彼でも

今後何年か勉強頑張ると、他の奴らを追い抜いていくだろう。

正直それって悔しいから、自分もちゃんと勉強しよう。

そしてしっかりPTとして食っていこう。